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シェフに尋ねた本場ローマ風アマトリチャーナ作りは、まず上質のオリーブオイルから始まります。それをフライパンで温め、刻んだ「グアンチャーレ」を炒めます。「グアンチャーレ」とは豚の頬肉の脂身の塩漬けで、パンチェッタより脂肪が多くて甘味が出るのが特長。手に入らない時は「パンチェッタ」(いわゆるベーコン)で代用できなくもありませんが、風味が違ってしまうので要注意。そこへ、生のトマトを切ったものを加えて煮込みます。にんにく、タカの爪はお好みで。ただしたまねぎを入れるのは邪道。実にシンプルなんです。
食べる際に欠かせないのは、ペコリーノ(羊乳のチーズ)、それもローマで作られるペコリーノ・ロマーノだとか。
なるほど、これが正統派アマトリチャーナなんですね!
ところでアマトリチャーナは、ローマではなく、ローマから約100kmほど東のアペニン山脈にある、その名もアマトリーチェ村で生まれたもの。そして、このアマトリーチェ村の名物がグアンチャーレ。「アマトリーチェ風」をイタリア語でいうと「アッラマトリチャーナ」("alla' amatriciana")=アマトリチャーナが誕生したのです。 |
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翌日は、ローマ中心部にある「パスタ博物館」を訪ねてみました。「トレビの泉」から歩いてすぐ。こぢんまりとした入り口をお見逃しのないよう。
パスタ誕生の歴史や製法、そしてどれほどイタリア人がどれほどパスタを愛しているか、がよ〜くわかる、とっても楽しい博物館です。ローマを訪れたら、ぜひ覗いてみて下さいね。館内には日本語の説明CDもあるのでご安心を!
ちなみに、日本でもよく見かけるトマトベースの料理「カッチャトーラ(猟師風)」を食べてみたいと、ローマっ子に聞いてみたところ、「トスカーナ地方には、あるみたい。でもここでは、とり肉やウサギ肉をワインやスパイスで煮込んだ料理を『カッチャトーラ』って呼んでるわ。それには普通、トマトは入れないのよ」との返事が返ってきました。
俗に「イタリア料理」は存在しない、あるのは各地方の料理だけ、と言いますが、まさにそのとおりなんだ! と実感させられたことでした。
トマトが名脇役であった北のトマトソースから、だんだんトマトが主役になってきました。わずかな滞在であったローマを後に、トマトの本拠地ナポリの上空を通過して一気に南下。ヨーロッパでの憧れの島、シチリアの州都パレルモを目指し、トマトソースを巡る旅は、さらに南へと続きます……。 |
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| ローマ風アマトリチャーナ・ソースのかかったパスタ。食べる前にぺコリーノ・チーズをかけるのを忘れずに! |
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| 肩ごしにコインを投げると再びローマを訪れることができる、というエピソードで有名なトレビの泉。 |
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