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トマトな食卓『vol.51 家族で料理を楽しむトマトレシピ』を公開!
[2008/4/25up]
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トマト紀行
Vol.4 NAPOLI ナポリ
カンパーニャ州といえば、太古の昔、ヴェスヴィオ火山の噴火で全滅した文明都市ポンペイの遺跡をまず思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? この地方、とりわけナポリ・サレルノ地区がトマトの一大産地であることをご存知の方は、かなりの"トマト通"。この辺りで獲れるのは主にペアタイプと呼ばれる細長いトマトで、日本でお馴染みの丸いトマトとは違い、やわらかい果肉で、酸味が少なくほどよい甘みがあるので、トマトソースに最適なトマトです。
ちなみに、この細長いトマトで最も有名な品種が"サンマルツァーノ"です。現在ではD.O.P.(Denominazione di Origine Protetta)という欧州委員会が制定した"保護指定原産地表示制度"に基づき、特別な地域で厳格な基準を守り栽培されるトマトの品種です。栽培されている量もわずかで、いわば限定生産のトマトなのです。
トマト和えパスタのトマトソースがけ
そのサレルノ郊外にある別荘のようなレストラン"Luna galante"は、カゴメのイタリア駐在スタッフ御用達。ぽつんと山奥にあるその店に、皆が通いつめるそのわけを探りに出かけてみました。
広々とした店は真夏でも涼しげな木々に囲まれ、周囲から小鳥のさえずりが聞こえてきます。調理場に立つのは、まさに"マンマ"と呼ぶのがふさわしい明るくて温かな女性シェフ。

代々お店に伝わる看板料理は"Scarpariello(スカルパリエッロ)"。お皿がピカピカになるまでソースをこすり取って食べずにはいられないほど美味しい、といわれる名物パスタ料理です。さっそく、厨房にお邪魔してその作り方を見せてもらいました。
よく刻んだにんにくを2つのフライパンに入れ、オリーブオイルで温めます。それぞれにプチトマトの缶詰を入れて温めます。1人前1缶分が目安。塩、ペペロンチ−ノ、生バジル、イタリアン・パセリを少々加えます。茹でたリングィネを片方のフライパンに入れて和え、お皿に盛ったらもうひとつのフライパンのソースを上からかけ、生バジルを飾って出来上がり。

シンプルなのに、トマトのこくとバジルの風味、アルデンテのパスタの歯ごたえが最高にマッチして、美味しいことこの上なし。さすがです。
他にも、皮剥きトマトを裏ごしして魚介類を入れた"マリナ−ラ"ソースや、小麦粉をまぶして焼いた魚ににんにくと炒めた生トマトを添えた料理、ウサギ肉のカッチャトーラ(トマトやにんにくなどで煮込んだもの)、コントルノ(つけ合わせ)……など、さまざまなトマト・メニューがあるとのこと。トマトは、とっても大切な食材なんですね。
"マンマ"と呼ぶのがふさわしい女性シェフ。
ジューシーなトマトがたっぷりのパスタ「スカルパリエッロ」。
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