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現地でオリーブ農園にお嫁入りした素敵な日本人女性Mさん(ご本人の意向で匿名です)の案内で、シーラという町の海沿いの静かなリストランテ“Ristorante
Glauco”に出かけました。眼下に広がる澄みきった青い海と新鮮な魚介のごちそうで、まさに至福の時が過ごせます。
さっそく厨房でドライトマトを使ったレシピを紹介していただきました。
まずはアンティパストから。ドライトマト、ローストした松の実、アンチョビ、バジリコをミキサーにかけます。お好みで赤とうがらしも加えて。そこにオリーブオイルと水少々を加え、弱火でゆっくりグリルしたパンに乗せ、生のバジルをあしらえば「ブルスケッタ」の出来上がり。5分くらい置いて、オイルがパンに染み込んだところを頂くのがベストです。このトマトソースは、パスタにも使える上、5、6カ月は保存できるので、とっても便利!
もうひとつのアンティパストは「ドライトマトのアンチョビ・サンド」。洗わずに2つに切ったドライトマトに、レモン、酢、水につけてからオリーブオイルに浸しておいたアンチョビと、細かく刻んだにんにく、生バジルを挟むだけの簡単レシピ。いずれも、ドライトマトは塩がよくきいているので、改めて塩をする必要はありません。
お次はパスタです。にんにくをオリーブオイルで炒め、ドライトマト、ケッパー、グリーンオリーブを刻んで軽く焦げ目がつくくらい炒めます。パスタのゆで汁を加えて2、3分。さらに作り置きのトマトソースを少々と生バジルを加えて。ゆでたオレキエッティ(耳たぶに似た形のパスタ)をソースに混ぜて3分ほど熱してください。食べる時は、必ずパルミジャーノチーズをかけること。
セコンドは「メカジキのトマトソース」。ドライトマトの千切りとにんにくひとかけをオリーブオイルで炒めたところに、軽く小麦粉をはたいた魚を入れ、ブランデーに漬けた干しぶどうとブランデー少々を加えます。イタリアン・パセリをかけて、焦げないよう気をつけながら焼いてゆきます。ソースがカラメル状になった頃、トマトソースを少し加えましょう。
ドライトマトのレシピだけでも、バラエティは無限にあるようで、びっくり!市販されているドライトマトの瓶詰やスーゴ(味付けや素材を加えたトマトソース)もさまざまです。そして、ここでは誰もが口を揃えて「トマトのない食卓なんて、考えられない!」といいます。南イタリアならではの、トマト文化に触れることができました。
さて、今回は今までとは違った食材が出てきたと思われませんでしたか? たとえば松の実や、レーズンなど。カラブリアやシチリア島では、このようなアラブ文化とイタリア文化の融合したメニューに出会うことができるのです。むかしむかし、この地方で盛んだったアラブとの交易が、食文化のなかにしっかり残っているのですね。
北から南へ、イタリア中のさまざまなトマト料理を追い求めてきました。次回はいよいよ最終回。イタリア人の夏の別荘でのホーム・パーティにお邪魔して、家庭のトマト料理を拝見します。 |
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| ドライトマトのブルスケッタ。 |
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| ドライトマトのアンチョビ・サンド。 |
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| ドライトマトのオレッキエッティ。 |
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| メカジキのトマトソース。 |
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| メカジキのトマトソースを実演中のシェフ。 |
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| どこまでも澄みきった海沿いのリストランテ。 |
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