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トマトな食卓『vol.51 家族で料理を楽しむトマトレシピ』を公開!
[2008/4/25up]
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トマト紀行
Vol.6 最終回 FALERNA ファレルナ
トマトを巡るイタリアの旅もいよいよ最終回を迎えました。ひとつの国なのに、地方によってトマトの食べ方・楽しみ方は実にさまざまです。さすが、本場イタリアと感心することしきり。さて最終回は、トマト加工の技術者であるラファエーレ・ぺトリチョーネさんの別荘にお邪魔します。トマトの本場と言えば、ナポリじゃないの?と思われる皆さんに、ナポリ出身のぺトリチョーネさん(通称ぺトリさん)一家の食卓をご紹介しましょう。
カラブリアの別荘を訪ねて
毎年夏になると、ナポリから車で数時間、カラブリア州ファレルナという街に、ぺトリさん一家は休暇に出かけます。派手な別荘地ではなく、いたってのんびりした田舎町です。海岸まで歩いて数分。都会を離れて静かに過ごすにはうってつけのロケーションです。
 その日は、ぺトリさんご夫妻を中心に、90歳近いお母さん、2人のお嬢さんとその旦那さんやボーイフレンド、お孫さん、ぺトリさんのお姉さんたち、それに近所の人たちまで集まって、わいわいがやがや、にぎやかな昼食会が開かれました。
 最初にご紹介いただいたのは、奥様特製の「カプレーゼ」。スライスしたモッツァレラ・ブファラ(水牛のモッツァレラチーズ)と丸いトマト、生バジルを交互にはさみ、中央にルーコラを飾ります。オリーブオイルをかけたらできあがり。お好みで塩を振っていただきます。トマトとモッツァレラはナポリ人にとって夏の定番メニューなのです。
 続いて作っていただいたのが「ビスコッティ」別名「フレセッラ」。「ブルスケッタ」によく似た1品です。パンに生のプチトマト、バジル、オリーブオイル、オレガノ、塩をよく混ぜたものとツナ缶、黒オリーブをのせ、さらにオリーブオイルをかけたもの。「ブルスケッタ」との違いは、パンを焼かずに、いったん水に浸して湿らせること。水の加減を間違えると、せっかくの料理が台なしになってしまうので要注意です。
 次はぺトリさんのお姉さんによるヤリイカのアンティパスト。オリーブオイルで細かく刻んだにんにくを炒めてからヤリイカを入れ、火が通ったら生のプチトマト、刻みパセリを入れる。30分ほど加熱して適宜塩を加える。お皿に盛ったら生パセリを上に飾ってできあがり。このままでも良いし、パスタにからめても美味しいとのこと。
ドライトマトの出来るまで
プリモは、ぺトリさん一家に代々伝わる珍しい揚げピッツァ。やはりお姉さんが生地から作ってくれました。材料は約10人分で小麦粉1キロ、イースト2かけ(スープストック大)、精製塩少々。これらをテーブルの上でこねていきます。生地がくっつかなくなったら手に小麦粉をつけて、おにぎり大に丸め、30分ほど置いて発酵させます。それを手のひらで厚さ3ミリくらいに伸ばし、ピーナツ油かコーン油で揚げ、あらかじめ作っておいたトマトソース(トマト缶と生のプチトマトにバジルを入れて煮込んだもの)とモッツァレラチーズがリコッタチーズをのせていただきます。あるいは、揚げる前に生地の上のトマトソースとチーズを置き、もう1枚生地をかぶせて揚げてもOK。
 まさにトマトづくし。このあたりでもうすっかり満腹になってきました! とはいえ、まだまだ食事は続きます。プチトマト入りのスパゲティ・ボンゴレ、イカの炭火焼き、魚介のフリット、大きな西瓜やドルチェ、濃いカフェに至るまで……。みんな、とにかく陽気にしゃべり、大いに食べています。料理に大忙しの女性陣も例外ではありません。そして、おいしい料理と同じくらい印象に残ったのが、みんなの笑顔。お年寄りから赤ちゃんまで、誰もが心からこのひとときを楽しんでいるんです。
「カプレーゼ」を作るぺトリさんの奥様。
「カプレーゼ」
ヤリイカのアンティパスト
ピッツァの生地をこねるぺトリさんのお姉さん。
トマトたっぷりの「フレセッラ」
ぺトリチョーネ家に代々伝わる揚げピッツァ
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