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| もうすぐお盆。「夏休み!」とはしゃぐだけではなく、ご先祖さまをきちんとお迎えして、ぜひ供養をお忘れなく! |
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年に一度あの世からご先祖さまをお迎えする「お盆」の行事は、宮廷、貴族、僧侶、武家の上層階級で主に催され、一般大衆に広まったのは江戸時代のようです。お盆は、今の自分があるのは、ご先祖さまのおかげと感謝して、先祖や亡くなった人たちが苦しむことなく成仏してくれるようにと供養する時であり、「盆と正月」と並べられることでわかるように、休暇の少なかった当時においては重要な「休日」でもありました。ちょうど旧暦の七夕からお盆の時期は、農作業も暇な時期。農民にとっては安心して休める貴重な時期なのです。丁稚(でっち)として江戸に奉公に出て来ている人たちもこの時期には唯一、ご先祖さまの供養のために田舎に帰ることができたそうです。
ところで、お施餓鬼(せがき)という言葉をご存知ですか? 餓鬼とは、幾ら食べ物をたべても空腹を満たすことができない恐ろしい鬼です。お施餓鬼とは、この餓鬼を供養するもので、自己のみが幸せであればそれで良いという考えを見直すことの大切さを意味しています。お盆にはご先祖さまだけでなく、餓鬼にも心を配りましょう、という仏教の深い教えなのです。
最後に、お盆のお供え物について質問です。きゅうりやなすで作った馬や牛を供えるのはなぜでしょう? 答えは、先祖の霊が「きゅうりの馬」に乗って一刻も早くこの世に帰り、「なすの牛」に乗ってゆっくりあの世に戻って行くようにとの願いを込めているから。そのほか、浄水・盛物・果物・野菜、それに、そうめん・餅・団子・故人の好きだった食べ物などを供えます。ちなみにわが家では毎年、祖父の好きだった冷やしトマトを作ってお供えしています!その他のお供え物としては、洗った米に、なす・きゅうりなどを賽(さい)の目に刻んだものを混ぜて、蓮の葉の上に盛り付けた、水の子と呼ばれるものもあります。年に一度は、ご先祖さまを供養し、自分がこの世に存在していること、そして毎日ちゃんと食事をとれることを感謝したいものです。 |
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