代表的な家庭料理のひとつとして食卓に並ぶ「肉じゃが」。意外にも日本に普及したのは昭和50年ごろからだそうで、その歴史はとても浅いのです。
そもそも、肉じゃがを考案したと言われているのは、明治時代、無敵のバルチック艦隊を破り、世界でその名を知られた東郷平八郎。彼がイギリスに留学した際に食べたビーフシチューの味が忘れられず、部下に命じてつくらせたのが、肉じゃがの始まりだそうです。
当時、日本にはワインやバターがなく、砂糖、しょうゆ、ごま油でつくったところ、できあがったのは甘煮(肉じゃが)。ビーフシチューにはほど遠いものでしたが、肉じゃがは栄養バランスがよく、調理が簡単なことから、長い航海でビタミン不足に悩まされていた海軍兵士たちの食事としても広まったとか。
こうして今や、おふくろの味と言われるようになった肉じゃが。家庭でもつくりやすく、食材や味つけのさまざまなアレンジも可能です。ぜひ、いろいろな味の肉じゃがにチャレンジしてみてはいかが?
|