お彼岸に「おはぎ」を食べる習慣は江戸時代から始まったと言われています。あんこの原料の「小豆」は邪気を払うとして信仰され、先祖の供養と結びついたという説や、砂糖や米が大変貴重だった時代に、先祖に「おはぎ」を供えて近所にお裾分けすることが大変な功徳を積むことになったからという説もあります。
「おはぎ」は「ぼたもち」とも言いますが、基本的には同じものです。「ぼたもち」は牡丹の季節、つまり春の彼岸に食べるもので、「おはぎ」は萩の季節、つまり秋の彼岸で食べるものです。季節によって呼び名が変わる、実に日本らしく風流な食べ物ですね。
小豆にはビタミンB1が豊富で、疲労回復や夏バテ防止に効果があります。また、カリウムを豊富に含むため利尿作用があり、むくみの防止に役立ちます。さらに、食物繊維も多く、便秘予防や動脈硬化の改善も期待できます。
小豆は、甘いお菓子だけではなくて、赤飯やおかゆ、煮物など、さまざまな料理に使われる食材。食べる機会を増やし、豊かで健康な食生活を送りましょう。