ギリシャ人のトマト消費量は世界一と聞いていますが、と問うと、
「ギリシャ人にとって、トマト、フェタチーズ、オリーブ、パンは、食生活の基本なんです。トマトの食べ方はいろいろで、生でサラダにして食べたり、煮込みに使ったり、ソースにしたり……。特に、夏場はトマトの旬。いちばん美味しくて安い時季でしょ。たくさん買ってきて、おろして少し塩をして瓶詰めにしておくと、数カ月はもつから、とっても便利よ」
自家製トマトの瓶詰めなんて、とっても重宝しそうですね! では、ギリシャ人の一日の食事のパターンは?
「朝は軽くコーヒーとパンくらい。食べない人も多いわ。学校や会社は7時半〜8時半頃にはじまって3時半頃には終わるから、お昼はその後、家族揃ってゆっくり食べます。夕食は遅くて、夜9時半〜10時くらい。お昼の残りや、オムレツ、フライドポテトといった簡単なもので済ませることが多いわね」
ギリシャの代表的な家庭料理には、“コキニスト”の他に、有名な “ムサカ”や“タラモサラダ”、ミートボール、とり肉とポテトのオーブン焼き、魚のトマトソース焼きなど。パスタの種類も豊富で、カテリ−ナさんはトマトとにんにくとたまねぎだけのシンプルなトマトソース・スパゲティをよく食べるとか。食前酒に“ウーゾ(ギリシャの蒸留酒)”も欠かせません。
「休日にはよくホームパーティを開きます。そんな時、大活躍するのがオーブン。簡単に手早く美味しい料理ができますから」
シンプルでクセのないギリシャ料理は、日本人の口にも合うはずとカテリ−ナさんは言います。ところでカテリ−ナさん、日本食はお好きですか?
「好きですよ。家では肉じゃかや麺類を作りますね。でも、実はお刺身と納豆、豆腐はいまだに苦手なんです(笑)」
最後に、カテリ−ナさんは香り高いギリシャコーヒーをごちそうしてくださいました。コーヒーの粉と砂糖を入れて煮出したコーヒーは、とろりとした舌触り。口の中で、甘さと苦さが溶け合います。カップに残った粉の模様で占いができるのよ、と教えてくれたカテリ−ナさんは、敏腕の料理人にしてベテラン主婦、そして永遠の少女の顔を持った人でした。 |
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| 一見お豆腐のようなフェタチーズ。食べると爽やかな酸味があり、お好みで、コキニストにも添えて食べます。 |
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| ギリシャのことを教えてくれるカテリーナさんは、懐かしんだようなやさしい顔に。 |
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| とっても香ばしくておいしいギリシャコーヒー。下に沈んだ粉を一緒に飲まないように注意していただきます。 |
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