| 私の故郷、バジリカータ州のポテンツァは南部の街ですが、冬は寒く、雪もたくさん降ります(南イタリアは年中暖かいと思っていらっしゃる方が意外と多いのですが、イタリアはハワイと違って四季があることをお忘れなく!)。寒い季節には、自然とお母さんたちがキッチンで過ごす時間が長くなります。なぜって、夏場にはあまり作らないオーブンを使ったお料理が多くなるから。冬なら室温が上がっても平気ですものね。それに、オーブン料理は下準備に少し手間をかけさえすれば、後は簡単、焼き上がるのを待つばかり。できたての熱々を皆で取り分けていただくあたり、気分は少し日本の鍋物にも似た、家族団らんメニューなのです。
もうひとつ、冬場のお料理の特徴といえば、肉料理が多いこと。しかも、生クリームやバター、チーズなどをふんだんに使う、こってりとした、栄養価の高いお料理が中心です。風邪など引かないで元気に冬を乗り切るための、生活の知恵かもしれません。ドルチェ(デザート)には、今回ご紹介するアップル・シュトゥルーデルのような温かい焼き菓子をいただきます。
木枯らしが吹き、粉雪が舞うような日は、食卓の彩りにも気を配りたいもの。お料理にトマトソースやバジリコを加えれば栄養バランスが取れるだけでなく、暖かい色合いで、心まで温まる気がしませんか?
皆さんも、イタリア式の冬メニュー、ぜひ試してみて下さいね。
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