忘れてならないのは、トリノの豊かな食文化。同じピエモンテ州のブラという街でスローフード運動がはじまり、一時は衰退しかけていた郷土料理がよみがえりました。そこで、ダリオさんに思い出の1品「グリル・トマトのチーズがけ」をつくっていただくことに。
「独身男性でもすぐできる簡単な料理です(笑)」
こくみトマトをスライスしてグリルパンで焦げめをつけ、別のフライパンで温めたチーズをのせた、ピエモンテの冬の定番料理です。仕上げにバジリコの葉を散らし、オリーブオイルをかけます。
「お好みで塩コショウをかけて。ちょっとスイス料理のフォンデュに似ているでしょう。チーズは“燻製スカモルツァ”や“モッツァレッラ”、“カチョカヴァッロ”、“フォンティーナ”などを使うのが一般的。いろいろな種類のチーズを混ぜて使うほうが味に広がりが出るので良いでしょう」
ラディッキオ(北イタリアでとれるチコリの一種)やぺぺローニなどトマト以外の野菜に応用することもできます。バルバレスコのワインに合わせていただくと、いっそう美味。
「ぜひお試しください。そして、エレガントで美しいトリノの街を、ぜひ一度は訪ねてみてくださいね」