| フィレンツェの街は周囲を緑の丘に囲まれています。私が暮らしているのは、その南側の丘の上にある、広い農園の中の小さな家。フィレンツェのローマ門からキアンティ方向に歩いて30分、車なら5分のポッジーノです。この季節のトスカーナは、朝5時半から夜9時まで太陽がさんさんと降り注ぐので、ポッジーノの夏の野菜は太陽色に染まっています。
私達の農園でも、トマト、ズッキーニ、きゅうり、ラットゥーガ(レタス:日本の物より少し長い)、チェリー、スシーネ(西洋スモモ)、いちご、メロン、すいか、ブラックベリーなどの野菜がすくすく元気に育っています。
農園を管理しているのはカルロさんご夫妻です。カルロさんはトラクターで農園中を走り回り、奥様のアントネッラさんは家畜の世話や野菜の収穫など、お二人は楽しそうに働いています。カルロさんは元警察官。退職した後、趣味で大好きな農園管理をしています。
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コワモテ。でもとっても親切なカルロ
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優しいアントネッラ
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農園のトマト(pomodoro)は種類も豊富、缶詰めでもおなじみの長めのサンマルツァーノ(sanmarzano)は煮込みに最適、深いシワと味の濃さが特徴のエウジェニア(eugenia)、お尻が尖った中型のピカディリー(piccadilly)、チェリーのような可愛いチリエジーノ(ciliegino)、さらに小ぶりで濃厚な味のダッテリーノ(datterino)など、美味しさも格別です。日照時間が長いからでしょうか、トマトも、すいかもメロンもスシーネもチェリーも信じられないくらい甘く大きく育ちます。たくさん出来るので「美味しいさくらんぼを、お腹いっぱい食べたい」なんて夢も簡単に叶ってしまいます。トスカーナの夏は、本当に嬉しい美味しい幸せな季節です。
今回は、食欲がわいて暑い夏を元気に乗りきる、トマト、ズッキーニ、なすなどの夏野菜をたっぷり使った簡単トスカーナ料理をお届けします。前回お話しした「ズッキーニの花」の調理法も写真でご紹介いたします。 楽しい! 嬉しい! 美味しい! トスカーナの夏の食卓をご一緒に体験してみませんか?
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